元プロ野球選手が「誠意は言葉ではなく金額」という名言を残したが、彼らは究極の「競争社会」に身を置いてきた。そして、その「競争社会」での敗者はその世界から「引退」して一般社会で生きていくことになる。
議員になる元アスリートたちはその「競争社会」での勝ち組たちであることが多い(勝ち組の元アスリートほど知名度が高く選挙では有利)。彼らは自分の経験で「競争社会」を一般社会にも適用しようとする。サッカーのカズが「日本はもっと競争社会にならないとダメ」みたいなことをインタビューで言っていた記憶があるが、それが「競争社会」を勝ち抜いた彼らの価値観なのだろう。
しかし、スポーツ界での負け組は「引退」しても一般社会で生きていくことができるが、一般社会がスポーツ界のような「競争社会」になった時に負け組は「引退」できるのか?そういった視点が彼らの中にあるとは到底思えない。
一般社会はスポーツ界と違う理論で存在している。負け組やそもそも競争できない人等あらゆる人間を包摂しながら進んでいくのが一般社会。そこに「競争社会」であるスポーツ界の理論を持ち込むことの危うさを彼らに投票する有権者は理解する必要がある。
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