代議員を議員と略してしまったのが間違いで、議員議員と言っているうちに、一般の人とは関係ないところで勝手に言い合いや取引をして物事を決めていくような、本来の「代議」の意味からはだいぶかけ離れた振る舞いを見ても、「まあ議員っていうのはそんなもんでしょう」と、間違って納得してしまっているふしがあるのではないか。
やはりなんでも省略して短くすればいいというものではない。「議員」で済ませずに「代表議員」と言う方がよさそうだ。その意味では、今の日本で一般的に使われてきた言葉の中では、「代議士」という言い方がまだましだと思うが、この言葉は今のところ衆議院の代表議員ぐらいにしか使われていないのが残念だ。