:hyuki: 仕事と生活
仕事は仕事、生活は生活みたいに割り切って考えたことはあまりないような気がします。
ずいぶん以前、会社に勤めて開発の仕事をしていたときにも、勤務時間が終わったからといって、仕事のことを考えなくなるわけではなくて、割とずっと考えていました。
仕事熱心だからではなくて、単にそういう性格なのでしょう。
もちろんそれは善し悪しで、仕事が不調のときには、生活の上にネガティブなインパクトがたくさんありました。その意味では、うまく生活と仕事を切り替えられた方が良いでしょうね。
仕事の種類にもよるかもしれません。ソフトウェアの設計や開発は、ある意味では何もないところから何かを作り出すわけで、かなり自分の深いところに影響を与える気がします。だからこそ、プログラミングに夢中になる人はたくさんいるし、心を病む人もたくさんいるのではないかと想像します。
年代にもよりますね。若い時代、ごく短い期間ならば本当にのめり込むような仕事の仕方も悪く無いと思います。もちろん、心や体が壊れないという前提が必要ですが。また、他の人にそのような多大な負荷を要求するのは、厳に慎む必要があるでしょう。
でも、あるときからは、仕事と生活をきちんと考え直すことは必要でしょう。陳腐な表現かもしれませんけれど「ワーク」と「ライフ」のバランスはとても大事なのです。
あるときにそれは、何かを諦めることにつながることもあるでしょう。何かを選ぶのは、多くの場合、何かを諦めることにつながります。ですから仕方がないこととも言えます。
人生は短いようで長いのですから、何を選ぶかは、よく考えて判断する必要がありますね。
朝の散歩をしながら、そんなことをぼんやりと考えていました。