先日機会があって小学生か中学生くらいのときに自由帳に自分が描いてたマンガを見返したら、もろにそのとき読んでた漫画の展開やノリが反映されていた。
それ自体は微笑ましいのだけれど、ページをめくっていくといわゆる[オカマ気持ち悪い]ネタがなんの抵抗感もなくギャグとして登場していてめちゃくちゃショックだった。こんな醜悪なネタをなんの疑問も持たず面白ギャグとして描いていた。
当時の認識がこんなものだったんだということもショックだったし、社会の空気が人の認識を作るんだなとあまりに具体的に見せられた気がして落ち込んだ。そして私はこんな描き方をしてしまっていたことを完全に忘れてもいた。
今の私はこの当時の漫画を見て本当にゾッとしたしショックを受けた。そんな自分になれたことだけは良かったと思う。
でもこの当時の私の感覚のまま現在を迎えているひとが少なからずいるんだよなと思うと改めて怖くなったし、一刻も早く正しい知識が社会全体に広まるべきだと思った。
なんの疑問もなくネタとして描いていた自分が今それがとんでもないヘイトだと理解しているように、知識を得てそれが差別であると認識できるようになることもあるのだから。