:hyuki: 焦ったら、わざとゆっくりやってみよう。
以前、歩くスピードと焦る気持ちの関係を話したことがあります。特に理由がないのに焦る気持ちになったとき、歩くスピードを意識的に遅くすることで落ち着くことがある。大体そんな話です。
似たようなことがタイピングのスピードにも言えそうだなと思います。急いで何かを書かなくてはいけないときにタイピングのスピードをつい上げてしまうことがあります。でも、実際にはそれほどスピードが上がるわけはなくて、単に慌ててミスタイプが多くなってしまい、かえって修正のために時間がかかってしまうのです。
そうすると焦る気持ちが余計時間を使うことになってしまい、理由のない焦りが理由のある焦りに変わってしまうことになります。それはなかなか困りますね。
歩くときと同じように、焦る気持ちが浮かんだなら、わざとゆっくりタイプするのはどうでしょうか。急ぐのではなくて丁寧にキーボードを打つ感覚です。あるいはまた、スピードを上げるのではなくて、ミスタイプを減らすと考えても良いでしょう。
面白いものでそうすると、気持ちの方が次第に落ち着いてくるのです。つまり、急がないことによって、かえって大元の原因であるいわれのない焦りの方が消えていく現象があります。これはよく体験することです。
焦ったら、わざとゆっくりやってみよう。
午後の散歩に出かけながらそんなことを考えていました。