民主主義の起源について言及する投稿を見かけたので、それに関して僕が面白いと思って以前から知人に勧めている本を紹介します。
題名からは数学パズル系の本に見えるかもしれませんが、集団における意思決定の象徴ともいえる選挙やその一手法である多数決がテーマとなっています。内容は歴史の流れに沿いながら、数理的に解説しており、いわゆる"理系"の人にとっても納得しやすいかと思います。数理的と言っても算数パズルレベルの話なので、数学が苦手な人でも楽しめますよ。まぁ、ちょっと読み進めるのが難しいところがあるのは否めないですが、読み飛ばしても特に問題ないです。
つい、理系と書いちゃいましたが、こういう学問があることを知ると、文系・理系という枠組みが無意味なことも分かると思います。
この本を読んでから、僕も自分なりに集団の意思決定手法について考えるようになりました。その話は、また機会があればw
ぜひ、皆さんも頭のトレーニングと思ってパズル感覚で考えてみてはいかがでしょうか?
少なくとも、一読すれば、多数決を金科玉条のごとく扱うことに違和感を覚えてはもらえるのではないかと思います。
「数と正義のパラドクス 頭の痛い数学ミステリー」ジョージ・G・スピロ
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