198ページ目。 通帳もカードも印鑑も失った被災者でも、拇印で預金を引き出せるようにするために、日銀の支店長たちは通知文を書き上げた。ところが火災で所長の印鑑が取り出せない。 印鑑はいりませんという通知に印鑑が押せない事態に、二人は 「赤鉛筆に丸でいいんじゃないですか?」 と本当に公文書に赤鉛筆でマルをつけ「通知」とした。おそらく前代未聞。
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