世界唯一の発光カタツムリ シンガボール、マレー半島、リオ群島にかけて光るカタツムリがいます。 このカタツムリは発光細胞からなる発光器を持ち、蛍のように明滅します。 この貝が発見されたのは1943年のことてす。殻の直径5~6mm、発光器は 口の下の筋肉中にあり、ポカポカと数回明滅を繰り返し、30一60秒休んて は光っています。おおくの発光動物は手でつかむとか押し付けるとかの刺激を与えると光りますが、このカタツムリは刺激を受けると決して光りません。光るのは体を殻から伸ばして芝生の上などをはっているときだけて す。幼貝のうちは腹足全体にわたってちょうど星のような小さい発光点が 無数にできていてチカチカと明滅するのがみられますが、次第に成長して 殻の直径が4ー5mm位になると発光器がロの下に集まり、明滅するように なります。そして更に成長して殻の直径が20mm程に達すると発光回数が少 なくなり、個体によってはほとんど光らなくなってしまいます。
https://s3.fedibird.com/media_attachments/files/113/141/418/406/670/447/original/3876565bb82ca2cc.jpg