◆片柳進(かたやなぎ・すすむ)さん(47) 共新 地域の課題を国政に 片柳進さん 昨春まで2期8年、川崎市議を務めた。2019年10月の台風19号により、JR川崎駅近くの多摩川が堤防を越水したとして、管理する国への働きかけを市に求めてきた。しかし「堤防本体は5年たっても手が入れられておらず、国の基準を満たしていない状態が続いている」。そう、現状を危惧する。 小児医療費や学校給食費の無償化-。市議の守備範囲を超えた問題は多い。「本来、国が金を出すべき課題。立場を変えて国政で取り組んでいく」と、国会を舞台にした活動への意気込みを語る。 政治家を志した原点は高校3年生。ボランティアとして活動した阪神大震災の被災地で、山手と下町とで家屋被害に大きな差があるのを目の当たりにした。「貧富の差で人の命が変わると実感した」 その後、大学で社会福祉を専攻。生存権に関わる訴訟などを知り、「つくづく大事だと感じた」という憲法25条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」を座右の銘に掲げる。 横浜市磯子区出身で、人気デュオ「ゆず」の2人は小中学校の同級生。「ラジオで『年中半ズボンだった片柳くんを思い出す』とネタにされたことがある」という。
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