神戸、書いてどうなるのか (ちくま文庫 や-64-1) https://amzn.asia/d/0bfzLlSA https://amzn.asia/d/0bfzLlSA
雨の日曜日にゆるゆると読み始める。元映のイベントにもよく登壇される「ロック漫筆家」著者が語る神戸の街と店。
よく知ってる場所もあれば知らない場所もある。三宮元町は当然として、新開地・湊川、水道筋あたりにも詳しいところはオレの行動範囲にも重なる。基本的には淡々とした筆致が続き、それが神戸やねんなあとも思う。新開地のように濃厚な土地はあるけど絶対に「コテコテ」などというダサダサの言葉では表せない街。
本書の優れているもう一点は、読んだ者それぞれが「オレのワタシの神戸」を書いてみたくなるところだろう。DIYである。パンクである。さすがロック漫筆家。
オレなら上にあげた土地の他に、垂水、舞子、新長田、板宿、六甲道、神戸駅周辺、宇治川あたりが加わってくる。
本屋レコ屋は今は亡き店ばかりになってくるのが寂しい。
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