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『ふしぎの国のバード』(〜6巻)
明治11年。女性冒険家イザベラ・バードが降り立ったのはふしぎの国、日本。横浜から蝦夷(北海道)までを目標に、彼女の旅路が始まった!
あえて先人が未踏の道を選び往くイザベラ女史の行手を阻むのは悪い道と深刻な梅雨、男女とも半裸の住民たちの奇異な目とノミ・ダニ・シラミ。明治始まったばかりの日本を西洋の目が書き記す。
いや〜〜面白い。
わたしは少しだけ柳田國男をかじっているので「江戸の少し後の日本の風俗が今の常識で理解できると思うな」というのは心しているつもりですが、その具体的な例を矢継ぎ早に出してもらえるのは単純に脳が興奮します。ありがとうバードさん。
ツンデレ有能通訳の伊藤とのコンビもアツい、マンガとして満足度の高い作品です。
。。。もちろん、世界の植民地大国イギリス、そしてプロテスタント牧師の子息という出自の冒険家が、日本の文化風俗を持ち帰ることをわたしの立場で大喜びするわけにはいかないのですが。彼女自体ではなく、イギリスという国の悪辣さは警戒するに値するモノです。
が、やはり柳田國男と違い、そのズケズケしたアーカイブは西洋の思想(柳田國男、結構土地の人に遠慮してぼかしたりする)。原典も読みたくなるマンガです。
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