最近自転車で通勤するようになったが、やはり晴れの日しか乗れないというのは不便だ。風防付きの四輪自転車があればなぁ・・・というのは昔から思っていた事だが、一応製品としては存在するらしい。
https://www.asahi.com/ads/tankyu-sdgs/summit/pdf/pdf09.pdf?1209
通常の自転車に風防を付けるという手もあるが、これはデメリットが大きい。
まず転倒の危険性が高まる。縦長のフォルムに風防を付けると風の影響を受けやすくなり、しかも風防が動きを制限するためにとっさの回避が難しくなる。
次に空気抵抗が大きいという課題。前面投影面積が大きい為に空気抵抗が大きく、人力の乗り物では大きなデメリット。
しかも停車時は足を出す必要があるので結局濡れる。
四輪にする事で転倒などの危険性を排除でき、風雨の際も足を濡らす事も無い。重量増に関しては電動アシストによる駆動を前提とする半電気自動車として運用する事で解決できる。電動&四輪であれば、スパイクタイヤを装着する事で雪道でも走行可能だろう。
空気抵抗に関しても、リカンベント的な着座位置にする事で車体を底床化して空気抵抗を減らす事ができる。
このモビリティーが真価を発揮するのは地方だ。地方では自動車を持たない者には移動の自由が無い。自転車はそうした地域での唯一の足だが、晴れの日しか快適に使う事ができない。田舎の学生はカッパ着用で風雨の中を自転車通学する訳だが、これはストレスだし危険である。
日本海側では秋から冬にかけて殆ど毎日雨か雪の日が続くが、風防付き電動アシスト四輪自転車があれば、スパイクタイヤを履く事で冬も快適に外出が可能だろう。
通常の自転車よりも幅を取る事は大きなデメリットだが、田舎道であればあまり関係の無い話だ。
問題は、なかなか認知・理解されないであろうこうした乗り物をいかに普及させるか。量産できないとコストも高止まりする。
日本の場合は田舎の中学校や高校、もしくは教育委員会などに働きかけて、学校や自治体単位でトライアル→リース契約に持ってゆく事だと思う。大きな自治体の教育委員会はリスクを恐れて門前払いしそうだが、私学や小規模自治体の方が頭が柔らかいかもしれない。
学校単位のリース契約であれば定期点検などの保守サービスも抱き合わせる事ができるし、そうすれば整備不良による事故も防げるだろう。
転倒リスクが無い故に高齢者への需要も高そうだ。高齢ドライバーの自動車事故のニュースも後を絶たない。
うちのばーちゃんは自転車での転倒による怪我をきっかけに歩きにくくなる→外出しなくなる→ボケる→施設入り のコンボだった。
#四輪自転車 #交通権
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