はじめに みんなもう知ってるだろうけど、1968年6月にアメリカで先人のクィアたちが「ストーンウォールの蜂起」を起こしたことから、毎年6月はプライド月間として、世界中でいろんな取り組みやイベントが行われている。 日本においては、2012年から、毎年4月末〜5月上旬に国内最大のLGBTQ関連イベントである「東京レインボープライド」が開催されることや、6月上旬から梅雨入りしてしまうことなどから、プライド月間ってそんなに盛り上がらないイメージがある。そんなことない? さて、今年=2023年のプライド月間だけれど、あまりにもひどい。国会で審議されている「LGBT理解増進法」は骨抜きになり、性的マジョリティの顔色を窺わなければならないような条文が追加され、ついには「差別増進法」なんて呼ばれるほどになった。6月15日に行われた参議院内閣委員会では複数の差別主義者が参考人として招かれ、LGBTQに対するヘイトが開陳された。そういった動きに後押しされるようなかたちで、SNS上でもヘイトスピーチが大いに盛り上がり、数少ない居場所を奪われたり、仲間と繋がるすべを失ってしまったりしたひとも少なくない。 それだけじゃない。LGBTQの子ども・若者の居場所づくりをしている貴重な団体のアカウントが不当なバッシングを受け、Twitterのアカウント削除に追い込まれたり、トランスジェンダーの弁護士に殺害予告が送りつけられたりもし(次の画像に続く)
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