難民の命をおびやかす入管法の改悪を止めてください 参議院議員 (空白) 殿 ファクシミリ宛先番号: (空白) 6月8日に参議院法務委員会で強行採決された法案(3月7日閣議決定「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する法律案」)について、本会議での採決に反対いたします。 同法案についてはその内容の問題もさることながら、審議の過程で現在の出入国在留管理庁(入管)がいかにずさんな行政を行なっていたか(*1)、そして政府側の答弁に虚偽のあったこと(*2)などが明らかになっております。 (*1)……難民の事情を審査する参与員が111名も居るにもかかわらず特定の参与員に4分の1の審査が集中していたこと、入管の常勤医師が強い酒気を帯びて勤務していたことなど (*2)……入管は送還忌避者の縮減目標を定めていないと答弁していたが、実際には目標を設定していた そして今般の改定は難民申請者の送還をより容易にするものですが、決して慎重とはいえない現状の審査の結果として迫害から逃れてきた難民を送還すれば、最悪の場合その難民は命を奪われます。それをわかっていて送還することは、迫害や殺人に手を貸すことになります。 日本は三権分立の国です。国会議員である以上、与党に所属していても政府や官邸のイエスマンであってはなりません。人々の命を守り、行政機関の人権侵害や政府の議会軽視に『ノー』を突きつける責任が、あなたにはあるはずです。
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