Notices by 人民Allows🏳️‍🌈🏳️‍⚧️🇵🇸 (allowa@fedibird.com), page 7

ぶっちゃけ松本人志の一件は意外性がなさ過ぎるので、でしょうねとしか言いようが無かったりする。もちろんやったことは決して許されない最悪なものではあるけど。
茂木健一郎や室井佑月がおかしくなってああなってしまっても大半の人はさほど驚かなかったでしょ。それと似ている。

昨日受けた気候変動対策に関する講習、時間が無かったので最後のほうしか参加できなかったのだけど面白かったのが車、厳密には自家用車の話で曰く、
・電気自動車は何年間も乗り続けるならガソリン車よりはマシ
・ハイブリッド車は環境負荷という点では最悪（ガソリン使用し且つバッテリーも搭載しておるため）
・なんだかんだ一番良いのは極力自動車に乗らない使わないこと
というものだった。ハイブリッドが一番環境負荷が高いというのは凄く意外だった。

この件で「韓国は三権分立が機能していない国だ！」等といった言説が、右はネトウヨ左はリベラルまで飛び出す光景が容易に想像できるが、逆だよ逆。三権分立が機能しているからこそこういった判決を出せる。
もし韓国が安倍政権以降の日本のように三権分立が実質崩壊した国だったら、"親日"で極右の尹政権に忖度してこういった判決は出せなかっただろう。

日帝強制動員「第２次訴訟」で最終勝訴…１０年に及ぶ裁判の間に原告の被害者全員死去
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/48729.html

ネット上（主にペケッターやヤフコメ等）のバックラッシャーが最悪なのは、バックラッシュってたいてい認知や受容、権利の獲得が進むことに対する反動として起こるのに、少なくとも日本では認知が進んだだけで受容はともかく権利の獲得は殆ど進んでいないのにバックラッシュだけが精鋭化していること。
これは、ポリティカル・コレクトネスがぜんぜん浸透していないのに「行き過ぎたポリコレへの疲れ」だけが一人歩きしている日本の現状とたぶん"共生"関係にある。

政治や社会のような極端に重い話までは行かずとも、せめて真面目で「お硬い」会話も少しはさせてよというお気持ち。

普通の日本人、メシと恋愛と漫画アニメと音楽の話（社会人なら愚痴と仕事論）を禁止したら大半の人は殆ど話せなくなりそう。なんというか深みのある会話に発展することが極端に少ないないんだよな。

なんかテレビにしてもネット（SNS）にしてもそうだけど、なんか今の日本人って「美味しいもの」を食べることが一番楽しみなんじゃないかってくらい食べ物や料理の話ばかりしているよね。別に人の楽しみにケチつける訳じゃないけど、なんというか社会全体がそんな感じで、メシ以外の会話できんのかいと思うこともしばしば。日本は将来的にアニメ漫画と料理と観光しか主要な産業のない国になるのではないかと思うのもこの辺が理由。

環境問題に限ったことではないけど、特に気候変動対策は社会システムや構造を変えなければ個人がいくら努力したところで焼け石に水でしかないので、相当数の日本人が共有している「社会を変える前に自分が変われ」「文句を言う前に個人でできることを」という自己啓発的価値観とは極めて相性が悪いという問題がある。

3年前の記事だけどなかなか興味深い。日本人の気候変動問題への無関心さは科学的リテラシーの欠如ではなく、気候変動対策を行うと、今までの生活の質が下がったり我慢を強いられたりするのではないかという「負担意識」という観念があるからではないか、そこへの忌避感や嫌悪感から一部の人は陰謀論・懐疑論に走るのではないかと著者は推定している。自分の考えもこれにかなり近い。
何故このような認識になるのかというと、環境問題構造やシステムの問題でなく、「一人一人の意識の問題」だと捉えるという、日本独自の良くない観点が関係しているんじゃないか。例えばテレビの番組なんかを見ていると、「地球を守るために何をしますか」という質問に対して多くの人が、「マイバッグを使う」「食べ物を残さない」などと回答している。つまり個人の問題に矮小化している。だからこそ、環境保護のためには自分の生活を変えなければならない→なんか面倒くさそうという認識になるのではないか。

なぜ日本人は気候変動問題に無関心なのか？
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/83aba01a3b3e7aca73735384bcffc15afd8935d4

斜に構えることの「カッコ良さ」は何となく分かる。自分も学生時代はそうだったから。
斜に構えることを全否定はしない（時にはそういう人も必要だと思う）が、現代日本の場合、斜に構えることが「カッコいい」どころか自己啓発よろしく「成熟した大人として正しい」姿勢であるかのような風潮にすらなりつつあるのが大きな問題だと思う。
「正義」どころかお堅い話題すら語れない・或いは語る人間を冷やかす、中学生や高校生の悪いとこ取りのような大人ばかりの社会になってしまいつつある。

しかし某手を洗う人ってここまでタガが外れたヤバい人だったのか。「colabo問題」でよりにもよって「生活保護の不正受給」とやらを問題視するなんて、「colaboシェルターには難民がいるらしいぞ」と犬笛を吹いていたネトウヨと完全に同レベル。

しかし凄いメンツだ...。とても３人に絞りきれそうにない（リンク先、大量のミソジニー発言につき注意）。

【投票しよう！】ミソジニー・オブ・ザ・イヤー2023
https://men-with-women.com/misogyniy-of-the-year2023/

ペケッターでの特攻の話題を見ていると、日本人の人権意識のヤバさが最も垣間見える話題の一つが特攻隊関連という持論は正しかったのだなと改めて感じるな。
「"ごめんなさい"でなく"ありがとう"」「"犬死に"と表現するとアジテーターが犬笛」「政府と軍部による犠牲者だという意識がほぼない」これだけでもヤバいのに加えて、女子高生がタイムスリップして特攻隊員と恋に落ちる映画まで来た。もうお腹いっぱい。

これに関連して思い出したのが韓国在住の方が指摘していた英語版と韓国語版の『民衆の歌』には「奴隷（支配）からの解放」が歌われているけど日本語版ではそれが無いということ。
焦点が（恐らく意図的に）ボカされていて、抽象的であり、最も重大な視点が欠けているので訴求力が弱い。歴史的意義や歌の持つ社会性が極端に軽んじられている。
まあでも日本って官はもちろん民の方も革命とか支配からの解放とか大嫌いそうだし、もし「奴隷（支配）からの解放」が歌われていたら「サヨクソング」みたいな扱いでタブー視すらされていたんじゃないかな。

前も似たことを書いたけど日本の企業とか広告主がエッ糞に傾斜し過ぎという問題は無視できないくらい大きいと思う。（一定以下の年齢の）日本人はTwitterをやってて当たり前みたいな前提なのはマズいと思うし不誠実でしょう。

私もゆーすけさんの意見だけでなく引用元の方の言い分も分かるところがあって。こういう言い方はwhataboutismのようであまり良くないかもしれないけど、あなた方は在日コリアン差別などに対しても今回と同じだけの熱量で批判をしてきましたか？と言いたくなる人の気持ちは分かる。当事者なら尚更だと思う。

『嫌韓ヘイト本にずっと反対の声を上げてきましたが力及ばず止めることはできませんでした。しかし、それが今回のトランスヘイト本の刊行中止に繋がったと思っています。10年前なら「ヘイトも差別も言論の自由」という声に抗いきれなかったと思います。』

残念ながら反韓反中ヘイト本を止めることはできなかった（そして"全盛期"ほどではないとはいえ今も出版され続けている）が、その時に声を上げ続けた人がいたからトランスヘイト本の刊行中止に繋がったのではないか。例え「結果」が伴わなくても声を挙げ続けることは大事。

https://twitter.com/yoox960093/status/1732584427136713142?t=bSHD0R75Gyx3wNH0T5aUkg&s=19

ペケッターで「岸田さんは本当に最悪。安倍さんや菅さんの頃は良かった」というツイートがバズっていた。ここまで考えることを放棄するとストレスも殆ど溜まらないだろうな。ある種の生存政略とも言えるかもしれない。

Twitterのゴミ人間にいちいち言及するのもあれだけど、角川のトランスヘイト本の出版中止でで「焚書だ」「言論弾圧だ」みたいなことを言っているアカウントの中に有名なアンチフェミアカウントも何人もいて、憎悪はここまで人間を結び付けてしまうのだなと。"敵"が共通しているからという理由でくっつくと、人間はあっという間に壊れる。

この"「差別する自由」を「表現の自由」の範疇だと言い張る"態度、間違いなく青識亜論あたりの言動が一因だよね。悪影響が大きすぎる。