Notices by 鼻毛スライサー (hanage999@mastodon.crazynewworld.net), page 4

と言い直してみました

ASIMOは２本足で立って、自律的にバランスを取っている。胸を押してやると、その自律性によって姿勢を保とうとする

むかしホンダがASIMO君をお披露目した時、その場に参加した故・立花隆が文藝春秋かどっかに論考を寄せたんですよ

とまでは何とか考えをひり出しましたけれども、もう分からなくなりました

そう考えると、吐き出された言葉の受容者から見れば、人間が吐いた言葉に触れてその知性を推し量ることと、LLMが吐いた言葉に触れてそこに知性を推し量ることとの間に、違いはあるんだろうか

そもそも知性も感情も、具体的に可視化できるものではない。知性は言葉を通じて、感情は言葉や声色や表情を通じて推し量られるものなのであって

立花隆がASIMOの胸を押して感じた手応えと、今の我々がChatGPTに質問して感じる手応えは、同じなんじゃないだろうか

……的なことを立花は述べていた

人間が相手の人間性を感じることができるのは、相手が自分に何をしてくるかを感じるからなのである。相手がホンモノの人間ではなくても、感じてしまうもんは仕方ないんである

胸を手で押してみたら、ASIMOが姿勢を保とうとして自分を押し返してくる。その力を手に感じた立花隆は、それによって「あ、こいつ考えてる。生きてる」と実感したらしい。ASIMOはただのロボットなのに、だ

でもLLMが吐く文字列は全然stochasticじゃないじゃないですか

そこに方向性はないってこと

要するにネズミ花火とドラゴンの違いよ #雑

stochastic はなかなか日本語にしにくいけど、deterministic の対義語と考えればいいんだろうか

それにしても、さっき引用した投稿の stochastic parrot っていうフレーズは良いな

いやまあ、自分に思考なり感情なりが生まれてそれらが言語なり表情なりによって具現化されるプロセスと、他人の言語や表情に触れてそこから思考・感情を推し量る（あるいは共感する）プロセスはかなり違うと思うので、そこはまだまだ色々と考えなきゃいけないことはあるんだと思いますけどね

今まで書いたことを読み返してみると、自分でも何言ってるんだろうかと思います

何も分かりません

結局分かりません

でも、その意味が通る文言の中にstochasticな何かが感じられてしまうというのもまた疑えないのでありまして