Notices by kaonio (shinkaonio@toot.blue), page 2

「太陽諸島」（多和田葉子）を読んだ。
人生そのものが旅であり、旅を続ける限り青春は続き、そして旅の仲間は決して消費されることのない財産である。（kaonio）
多和田葉子さんの紡ぎ出す物語を無反省に貪る。
謎は謎のまま、もはや解明されるべき対象としての地位を放棄したかのように思われる。
『イエ』にたどり着いた時が旅の終わりではなかったか。
幾度も反芻することによってこの物語が私の滋養となるであろう。

DIPPIN’
HANK MOBLEY
まっすぐに天を突くメタセコイアのようなリー・モーガンのトランペットとあくまでもしなやかに風にしなる孟宗竹のようなハンク・モブレーのテナーサックスとの競演が魂を揺さぶらずにはおかない。
まさに名盤である。

ケニー・ドリュー・トリオを聴きながら
Ardbeg10
至福の時

＂U.S.S. Enterprise ＂

JACK DeJOHNETTE / SPECIAL EDITION
(30年ぶりに屋根裏から復活させたジャズLPを端から聴いている)
これはね、もう自分でも驚くくらい繰り返し聴いたお気に入りのアルバムです。
理屈でもってジャズを語るほどの知識人ではないのでどこが良いのかは説明できないのだが。

Monk / Straight,No Chaser
(30年ぶりに屋根裏から復活させたジャズLPを端から聴いている)
鏡のような湖面にポツンとモンクの一音が落ちた途端にゾワゾワゾワっと拡がる波紋が美しくて妖しくて、それが次々と重なる様は、年経る悪魔のため息のようだ。
魂持っていかれるよ。

THE MASTER TRIO
featuring
TOMMY FLANAGAN
RON CARTER
TONY WILLIAMS
いやぁ、これすっかり忘れてましたね。
まぁ私の中では今でこそビッグネームですが、当時はサイドメンのひとりという認識しかなかったもんな。
「BLUES ette 」とか「Saxophone Colossus」などの名盤には参加してるけどね。
というわけで、改めて聴いてみたけれど、やっぱ凄いわ。
グイグイ来ます。
ロン・カーターもトニー・ウイリアムスも負けずにグイグイ来ます。

PRIZE WINNERS
Kenny Drew Trio w/ Svend Asmussen
(30年ぶりに屋根裏から復活させたジャズLPを端から聴いている)
スベンド・アスムッセンのバイオリンが沁みる。
昔のLPを聴き始めて私の中での一番の収穫が、ケニー・ドリューの再発見だな。
なにしろLPからCDに移行したあとではケニー・ドリューは1枚も購入してないからね。
やっぱりこのトリオ最高だわ。

「星に仄めかされて」（多和田葉子）を読んだ。
まだ二回目。
ファンタジーとしても秀逸で、クマとロボットのくだりは『やられた！』という感じ。
『手作り言語のパンスカ』や『失われてしまった国の言語』を介して人と人を繋げ旅に誘う。
やはり今回も『ムンン』のプレゼントに泣きそうになる。

@hyoyoshikawa 『当たり前だのクラッカー』の方に反応してしまいました。
今でも通用するんですか？

@senkitahara ありがとうございます。
四季折々の情景が楽しめるお気に入りの場所なんです。

妻と二人でウォーキング。
心地よい疲労感に包まれております。
（me-byo valley BIOTOPIA : 神奈川県 足柄上郡 大井町）