(つづき)ちなみに、確率はあくまでも確率ですから、逆転可能性が2.5%ということは1000のうち25は逆転するということです。したがって、どれかひとつの事例、たとえば今回の兵庫県知事選挙だけを取り上げてややリードしていた候補が逆転されたからといって情勢分析に反するということにはなりません。あくまでも情勢分析の「ややリード」が語っているのは勝率97.5%ということでしかないので、それを確かめるためには同じような条件下で999回選挙をやって当選が975回かどうかというのを確かめる必要がありますし、精度は下がるにせよ他の類似した事例を参考にして確かめる必要があります。
ちょうど三春充希(はる)さんが2024年11月15日付で「第50回衆院選(2024年)情勢報道集約の簡単な検証」という記事をnoteに書いておられるので、そちらを参考にすれば事前の情勢分析と選挙結果とを突き合わせて答え合わせができると思います。