論理学の基礎の基礎でもかじっていたならば条件反射で気づけることだけど、「事実無根なので闘う(事実無根ならば闘う)」が命題として真であるときに常に真となるのは「闘わないならば事実無根ではない」なのよね。
今回、松本人志氏は自ら訴えてそれを自ら取り下げた。「事実無根なので闘う」と宣ったまさにその本人が、自らの意思で訴えを取り下げた。つまりこれは松本人志氏自身が告発された内容が事実であると認めたに等しいこと。
こういうのを「語るに落ちる」と言うのだけど、ここまでぴったりの事例ってなかなかないよね。松本氏はびっくりするぐらい文字どおり語るに落ちている。