そういうわけで、最近の杜撰な代表直接選挙制をとるいくつかの政党よりは、共産党のように下部組織の意思決定を積み上げていく間接選挙制の方が良いことが多いと思ってる。
ただし、共産党がこれを民主的に運営できているかは別の話。共産党はずっと権力から攻撃され続けていることもあり、ある程度全体の統制が取れなければ組織を守れない、という面は多分にある。だから、トップダウン的な性質をある程度強めざるを得ない。だから良い、とは言わないが、少なくとも、共産党をトップダウンだ、独裁的だと罵って済ませる話ではない。大元は、この社会が非民主的で反共主義が蔓延してて、政権が敵対者の弾圧に警察や検察を使う警察国家であること(少なくともある程度は)ということの問題。別の言い方するなら、立憲みたいに簡単に乗っ取られるくらいなら、共産党のやり方の方が遥かにマシ。
その上で、除名になった松竹氏だけど、安保容認含めて、共産党の綱領とあまりに違いすぎる。内容の是非はともかく(私は内容にも賛同しないが)、代表が変われば簡単にこのレベルの綱領の根本がひっくり返されるとしたら、それはもうほとんど裏切りだ。