それにしても、朝日の「エモ記事」を揶揄している新聞記者のソーシャルメディアでの書き込みは、ニヤニヤしたオヤジが、ハラスメントもどきの嫌味を言ってくる場面とそっくり重なって、見ると無性に腹が立ってきます。
で、他人の記事を「エモ記事」とヘラヘラ嘲笑している人が、「これぞ本職のエモ記事」と絶賛している文章を読んでみたら、テンプレ的な文章を羅列した内輪臭芬芬の文章で、そうか、そもそも文章の良し悪しが判別できない人間がオラついているだけか、と納得しました。
追悼文は、愛しい人が亡くなった思いをそのまま連ねれば、誰もが名文家になれる、そういった類の文章です。そこで、どこかで読んだことのあるような文言ばかりを連ねて、手癖が見える文章になるのは、むしろ、プロの物書きの悪癖というべきでしょう。