もう一点いえるのは、温暖化による自然災害の激甚化と頻度の急激な増加はここ数年明らかになっていますが、それだけでなく、社会が発展し、複雑化すればするほど、災害規模は「拡大する」(人的被害は減ったとしても、被害額は劇的に増加する)ということもまるで念頭に入れられておらず、役所内部の事情をぐだぐだと言い訳のように書き連ねた、かなりお粗末な報告書だな、という感想を持ちました。
これを持ち出して、防災省が必要ない、というのは、たんに役所内の事情であって、災害対応を必要としている国民の事情とは別の話ではないでしょうか。