この件に関して、さまざまな方法で謝罪や哀悼の意を示しておられる中国籍の方々は少なくない、というか、世界中にたくさんおられます。
日本人が理解しなければならないのは、その人たちが殺したわけではなく、追悼の「義務」など本来はないのだということ。国籍やルーツを論い「進退を迫る」ことはすべて不当であるということ。
敬意を示していようが日本社会や日本人が大嫌いだろうがこの事件に無関心だろうがそんなことには一切関係なく、この日本で自由に平穏に生きていく権利とそれを守る義務こそが誰しもにあるのだと肝に銘じ、ヘイトスピーチやその他さまざまな暴力の増殖を防ぎ、それによる在日中国籍住民らが感じる脅威や萎縮をなんとしても軽減しなければならないのだということです。
「殺すな」という声は他者にだけではなく、自らや自らが属する社会とコミュニティに向けて一層強く発されなければならない。
そしてこれこそが過去の侵略や占領を日本が反省するために採るべき方策でもあったろうとも思います。
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