これは、久しぶりに読み応えのあるいい記事を読んだという気分になりました。
こういう記事が何ヶ月かに一本でも載れば、有料であっても購読を続けたくなるだろうと思いました。
(とはいっても、これは、コアな読者をがっちりつかめるという意味で、これによってマスへ広く売れるという意味ではないです。)
水俣病の複雑さの背景にあるものをこれまでの取材から書いたものです。
元々はNHKにいた記者さんが、2016年に熊本に移ったとのことで、やはり、恒常的にNHK内部では報道への忖度が入っていたのですね。
「本稿の、岸信介元首相がチッソの朝鮮工場を訪れていたというくだりは10年程前の私の独自だった。当時は岸の孫の安倍晋三氏が首相を務めていた時期で、私がその頃勤務していた公共放送局では東京の報道局から「岸元首相の部分を削ったら放送する」と言われ「それではニュース価値がなくなる」と断ったら放送されなかった。」
水俣病患者らとの”ギリギリの関係”を壊した「マイク遮断」事件はなぜ起きたのか 問題を追う記者が見た「解決を阻むもの」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1733058de4ac84432f91671a5b5a94abb5901577