個人的に、とてもキャッチーな記事だったので、24時間無料で読めるようにしました。
『スティーブ&ボニー』を書くときに、参考資料として、ローレンスの本も目を通したのですが、この記事に指摘してあるとおり、アメリカ版大本営報道一色の内容で、これがピュリツァー賞というので、なんだかんだ言ってピュリツァー賞も国威称揚からは逃れられないんだな、と感じていたところでした。
英語表現も、そんなにうまくないと思いました。
その点、同じ原爆絡みでピュリツァー賞をとっているハーシーは、内容としても表現としてもすばらしいので、そのあまりの差に、ローレンスの場合は、政府関係者が裏で手を回して取らせたんじゃないか、と思っていたくらいなので、現在評価が見直されているのは、バランスが取れているように思います。
「ウィリアム・ローレンス記者(1888~1977)は戦前から科学担当として活躍し、核分裂や原子力の可能性にいち早く着目していた。その知識もあって、マンハッタン計画を指揮していた米陸軍のレスリー・グローブス将軍が1945年4月に招聘(しょうへい)した。」
長崎への原爆投下を同行ルポしたNYT記者 時代とともに評価が変化
https://digital.asahi.com/articles/ASS8765Y7S87UHBI00KM.html?ptoken=01J4T8GHNDZYJA1SEQMGDDJ85B