以上のような経緯を踏まえて考えれば、既存の先駆的なプロトコルやその実装との違いや競争のための差を作ったり、幅広いニーズに答えようとしたり、革新的なモノを創造しようとすると、どうしても複雑なモノができあがってしまうのは仕方のない帰結というか、、いわゆる大企業病の産物のようなところが拭えないような気がします。もちろん、プロトコルが複雑でも実装としてのサーバーソフトウェアやクライアントアプリを利用することが難しくなくて参入や乗り換えの障壁が低かったり、それらのユーザー体験がその複雑性に対して新鮮で楽しいモノであれば文句は無いのはもちろんです(もちろんバックにあるBlueskyはTwitterが100%出資した会社であることをお忘れなく)。
世の中は高度に複雑で難しい課題が山積しまくっているのですが、頭でっかちでもダメですし、かといって拙速な行動でもダメですし、難しいところですね。結局はプロトコルの実装形が出るまでのお楽しみなのですが、イーロン・マスク氏がTwitterを買っていわゆる「スーパーアプリ」を創りたいとか言ってるので、実質的にはかなり先攻的なR&D(研究開発費)であるBluesky PBLLCはどうなってしまうのだろう、多分不採算的な投資としてカットされてしまうのではないかなぁ、というのが見立てです。「ecosystem overview」などでお金よりも重要な時間(2-3年)を投資すぎた経緯とプロトコルの複雑性がネックで実装が遅れてしまって、イーロン・マスク氏がTwitterを買う前にそれがお披露目されなかったのが何ともはや。もちろん、氏がBlueskyから手を引かなかったら話は別ですが、はてさてどうなることやら…
...といったことを話すために作った資料の一つが、冒頭のものだったそうです(無理やりな結論
終
Embed Notice
HTML Code
Corresponding Notice
- Embed this notice
Dignified Silence (dignny@misskey.io)'s status on Saturday, 29-Oct-2022 01:19:22 JSTDignified Silence