オタクカルチャーがメインストリームとして浸透していく流れの中で貴重になってくるのは、20世紀のカルチャーから連続性をもった形でいまのオタクカルチャーを眺めることのできるオタクだと思う。いまのオタク世界はひとつの文化圏にどっぷりつかってしまうと、横のコンテンツとの関係や60年代70年代から続くポップカルチャーの文脈がぷっつりと断ち切られてしまう