駆け足フィールドワークにて
1989年国立感染症研究所(旧陸軍軍医学校跡地)建設時に大量の人骨が発見された。人骨は最近のものではないが古代のものでもないということで、新宿区が厚生省に人骨の身元確認を迫るが厚生省は3度も回答拒否。91年になんとか鑑定される
1、土中経過は数十年〜百年以下
2、個体数は前頭骨だけで62、全体では100体以上
3、4分の一は女性、未成年者もいる
4、アジア系の異質な人種が混在、一般日本人の無作為標本ではない(日本人の普通の献体なら身元がわかるはず?)
5、人為的な加工の跡
6、切創・刺創・銃創などの痕跡
7、四肢骨の多くは色々な位置で意味不明な鋸断跡
鑑定後新宿区は区長が変わったタイミングで人骨の焼却埋葬を主張し始めたが「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会」が住民訴訟を提訴し、結果人骨の焼却を阻止
2002年戸山研究所敷地内に納骨施設を作成。(↓写真)一見墓のように見えるが裏に回ると地下に続く階段がある。(エルデンリングみたい…)これは骨の保管施設なのだそうだ。新たな手掛かりを得られる可能性を考えて現状保存する、と。
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