人間関係に目的ができたとして、その達成が相手次第という場合は、関係維持が最優先、ということをいくつかの経験で学んだ。
ひとつは10年くらい前に受けた心理学講座の先生がおっしゃっていたこと。
もうひとつはカルトにハマった子どもを持つ親の支援をアシスタント的な立場で手伝ったときのこと。親が「そんな宗教なんになる!やめてしまえ!!」と言えば言うほど関係は当然悪化する。カルトをやめた子どもの親は、相手の気持ちにかかわらずいつでも話を聞くよという態度を取り続けて、態度を変えずに接することをほぼ例外なく学ばされる。そして僕はそれを横から見て、その「待つ」ことそのものを支援する。