今更言うのも、という気がするが、「家庭」だとか「天の父母」とかを教団名に掲げているのを見ると、マタイ福音書10章34節以降を思い出す。曰く「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ」から始まる部分。
「わたしは敵対させるために来たからである。人をその父に、娘をその母に、嫁を姑に」「こうして、自分の家族のものが敵となる」「わたしよりも父や母を愛するものは、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛するものもわたしにふさわしくない」云々という部分。
家庭を超える価値を提供するのは宗教一般にあるわけだが、教団名に家庭や父母と掲げておきながら、まさに「家庭を顧みない」信仰生活をも推奨するような「しくみ」があった(しかも、その信仰生活はあくまで主観的には「家族のため」なのだ)、というのは皮肉というには度が過ぎているだろう。
ともかく、「解散命令」が出るようなので、推移を見守りたいと思います。
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KAWASE Takaya (t_kawase@fedibird.com)'s status on Thursday, 12-Oct-2023 23:39:24 JSTKAWASE Takaya