Aホールディングス株式会社(AHD、英: A Holdings Corporation)は、Yahoo! JAPANとLINEの事業主体同士の経営統合に伴い誕生した日本の持株会社(中間持株会社)。法人格としては初代LINE株式会社を引き継いでおり、2021年2月28日付けで同社の事業分割と同時に法人名を改めた。
概要
2019年(令和元年)11月に基本合意した、Yahoo! JAPANの事業主体の親会社であるZホールディングス(ZHD、旧・ヤフー株式会社、2019年10月に持株会社化の上で商号変更)とLINEの事業主体であるLINE株式会社の経営統合にあたり、複数回の株式移転によりLINE株式会社をZHDの親会社であるソフトバンクとLINEの親会社であるNAVERの合弁会社とした上で、LINE等に関する事業を分割した上で商号を改めたものである。
これにより、事業を承継したLINE株式会社はZHDの子会社(AHDの孫会社)となり、同一企業グループに組み込まれる形となる。ソフトバンクとNAVERはAHDを「戦略的持株会社」として位置づけており、子会社であるZHDに経営管理機能を集約させ、ZHDの子会社(AHDの孫会社)がYahoo! JAPANやLINE、事務機器通信販売事業を担うアスクルなど、各事業会社が経営を執行するものとされている。
ソフトバンクとNAVERによる合弁契約ではAHDの運営に関して以下の事項が規定されており、AHDはソフトバンクの連結子会社となっている。そのため、AHDの連結子会社であるZHDについても経営統合後も引き続きソフトバンクの連結子会社となる。
取締役の員数を5名とし、そのうち3名をソフトバンクが、他の2名をNAVERが、それぞれ指名する。代表取締役は2名とし、ソフトバンク及びNAVERがそれぞれ1名ずつ指名する
監査役の員数を2名とし、ソフトバンク及びNAVERがそれぞれ1名ずつ指名する
NAVERはソフトバンクのAHDに対する議決権の保有割合が50%以上であることを条件として、ソフトバンクがAHDを連結することに同意する沿革
2019年(令和元年)11月19日 - Zホールディングスとの経営統合で合意したことを公表。
2020年(令和2年…