私の今の職場は超高齢企業で、一太郎しか使えない、LINEとメールの区別がつかない、「LINEしたんで見てください」と電話しないと読んでくれない、メールの送信ができなくてFAXしか送れない、WordやExcelの編集ができないから印刷したものをコピーして手書きしてる……って健常者の老人が月給50万円前後で働いている。賞与も退職金もあるよ。
でも、これがある意味正しい労働のあり方だと思う。その人たちは最新のテクノロジーで遅れはとっても、若い頃から身につけた専門分野ではまだまだ戦えるからね。
一方で障害者は専門知識を身に着けてMOSやらプログラミングやらを会得しても、ずーっと月給10万円あたりをウロウロしている…健常者と変わらないかそれ以上の仕事をしているのに給料が上がらない。障害者で手取り15万円の仕事ができたらかなりの大物である。
さらに障害者は、1日たりとも休んではいけないレベルで厳しく勤怠を評価されていて、健常者よりよっぽど過酷な状況で働いていることがある。休む=病気の悪化と捉えられてしまうからだ。
「ガラスの天井」どころか、インディ・ジョーンズに出てくるトゲトゲの天井がはっきりと障害者の頭上に見えている。