ところで、日本の鉄道史では、植民地へのインフラ投資の研究はかなりされています。で、私が思うに、その成果を踏まえつつ、「日本は植民地に鉄道を建設した!いいことをした!」という歴史修正主義的妄言が、どこでどう生まれどう育ってきたか、ということも研究した方がいいんじゃないかと。
これは日本に限らない話ですが、植民地に鉄道を建設するというのは、慈善事業でもなんでもなくて、一大ビジネスチャンスという面があります。植民地を開発する、あるいは守るために鉄道投資をすることは、宗主国にとって意義が大きいことでした。
この辺の話は、『鉄路17万マイルの興亡 鉄道からみた帝国主義』などが参考になります。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Friday, 09-Dec-2022 21:25:22 JST嶋理人