Conversation

現在、全員が直接その影響を受けている「政府のコロナ対策」ひとつとっても、「何か変じゃない？」と感じる回路自体が遮断されていて、「お上」からの発信にただ従うだけ、という人が多いと感じる。こんなに矛盾だらけなのに。
「ものを考える」ことに対する無力感みたいなものが根底にあるのかな、と思ったりもするから、話が「防衛費」のように「なんだか今の自分からは遠いもの」になると、さらに「考える」ことをやめてしまう人が増えるのでは、と想像する。
「考える」ことを放棄してしまえば、「何か変なのでは？」と疑問を持つ必要もなくなる。「疑問を持ったからそれについて考える」というのは、「考える」ことに意味を見いだしていなければできないことなのかもしれない。
考えてもわからないことなんかたくさんあるし、わからないことは恥ずかしいことではないのに、「わからないことを考えるのは『無駄』だから、疑問を感じること自体が『無駄』。考えてくれる人たちに任せておけばよい」というような、ひたすら他人任せの空気に覆われているような気がする。うまく言えないけれど…