千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館にはぜひとも行ってほしい。
まず、第一に池のある広大な庭園があり四季折々の景色が楽しめる。今の季節だと紅葉が見ごろを過ぎたころだけど、緑に囲まれた空間は落ち着き、かつ野外オブジェもあって庭を巡りながら芸術に触れることが出来る。しかも庭を訪れるだけなら無料なのでお財布にも優しい。
次に、現代美術を中心とした充実したコレクションである。レンブラントの肖像画に始まり、モネやルノワールという印象派の巨匠からカンディンスキーやマレーケヴィッチなどの抽象画、さらにはWW2以後の戦後美術まで幅広い作品が展示してある。とりわけ、マーク・ロスコという作家の抽象壁画のために作られたロスコルームでは四方に彼の壁画が展示されていて包み込まれるような感動を味わうことができる。
最後に、来年の1月15日までマン・レイ展が開催されている。クラシック音楽に詳しい方ならエリック・サティとも交友のあった人物として記憶にある方もいるだろう。本展は写真家・画家・オブジェ製作者と様々な顔を持つ彼の生涯を概観できる展覧会だ。彼がサティに贈ったアイロンに鋲をくっつけたオブジェ「贈り物」も展示している。一見の価値がある作品だ。
お近くの方はぜひ観に行ってほしい。
https://kawamura-museum.dic.co.jp/
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