おりはいつものようにSNSで獲物の都合の良い裏垢女子を物色していた。彼は以前、人妻みもりんの名器っぷりに虜になり一時期そこから抜け出せなくなっていたが、流石に数ヶ月もすりゃあ次第にマンネリ化して飽きが見えてくる。なので彼はみもりんに代わる新しいセフレを探していたのだ。
しかし、今日は良い裏垢が中々出て来ない。一見良さそうなのはあっても、業者だったり明らかにネカマぽかったり…………そんなこんなで一時間以上探してもなかなか条件に見合う子が見つからない。
「不漁だなぁ今日は…………」
彼はため息を大きくついた。もう今日の所は諦めて彼は気分転換に散歩にでも出掛ける事にした。
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ちやりん (chiyarin@mstdn.jp)'s status on Saturday, 12-Nov-2022 07:18:21 JST ちやりん -
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ちやりん (chiyarin@mstdn.jp)'s status on Saturday, 12-Nov-2022 07:19:28 JST ちやりん @chiyarin
おりはアパートを出て近くの公園へと向かう。東中野駅から徒歩十分程の所に彼の住処はあるのだが、彼はよく電車に乗り新宿や渋谷などに買い物やオフパコで出掛けたりする。だから近所に住んでいると言っても、彼が実際に足を運ぶ事はあまり無い。
「まぁたまにはこういう日もあるか……」
と、彼は呟きながら公園へと辿り着いた。そこは住宅街の中にある小さな児童公園であり、滑り台やブランコといった定番のものしかないごく普通の公園である。平日という事もあり、人の姿はほとんどなく閑散としていた。
「…………ん?」
そんな中、ブランコを見ると一人の少女が座っていた。年齢は中学生ぐらいだろうか…………?今日は平日なので普通学校に行ってるはずなので、この時間帯に外にいるというのはどう考えてもおかしい。これはメンヘラの香りがするぞ…………そう彼のメンヘラセンサーが示していた。
そんな彼女へ彼は話しかけようとするも、先に彼女の方から話しかけてきた。 -
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ちやりん (chiyarin@mstdn.jp)'s status on Saturday, 12-Nov-2022 07:20:26 JST ちやりん @chiyarin
「あの…………すみません」
彼女のその声色はどこか怯えているように感じられた。
「えっと……どうかしました?」
「実は私……親と喧嘩して家出して…………ちょっと泊めてほしいんです」
やっぱりか……と彼は思った。しかし家出娘とは…………彼は純粋に彼女を匿ってあげたいと思っていた。決してヤリモクではなく。
「それは大変だなぁ……まあとりあえず俺の家まで来てくれよ」
「はい……ありがとうございます」
彼女は立ち上がり、ぺこりと頭を下げた。そして二人はおりの家へと歩いていった。
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