しかし、今回はとりあえず維新が大阪に「封じ込められる」形になったのは特徴的。
兵庫は12選挙区で維新ゼロ。奈良(6)もゼロ。京都で1議席あるが、これは前原。
逆に、大阪は19選挙区全て維新である。
「維新」的なものは、東京を含め、全国に拡大し、安部派と組んで、日本を「乗っ取りかけた」が、まずは大阪に縮小した形だ。
とは言え、「維新的なもの」は吉本興業と松下政経塾と連携してここ20年、かなり根を張っている。今後の変動局面では、勢いを取り戻す可能性はあることは、重々警戒した方がいいと思う。
しかし、一週間後の米大統領選は別にして、次の焦点は11月17日投票の兵庫県知事選である。
昨日の結果を受け、自民は独自候補を擁立を諦め、稲村元尼崎市市長に政策協定を即座に持ち掛けたが、これに稲村氏側は「慎重姿勢」と報じられている。
これは当然応じない方がいい。現在の態勢のまま行けば、非自民・非維新で勝利できる可能性が高くなっている。
稲村さんは元来大学生の際、阪神大震災のボランティアとして政治に関わり始めた市民派である。 当然、市民の生活を重視する反「ショック・ドクトリン」派」である。
ここで、女性である稲村さんが当選すれば、今後の非自民・非維新のマクロ政治のモデルとなるだろう。