結局、マイノリティで気持ち悪がられていた「オタク」が、クールジャパンだなんだと持ち上げられてマジョリティの一翼になったら、マジョリティの座にあぐらをかいて威張るようになったのが実態で、しかもその結果文化的創造力を失った、ちょろい消費者に堕したのではないかと思うのです。
「左派運動家」が、野間氏にオタク=ネトウヨと腐されたからといって(それ自体そんな影響力があったとも思えませんが)、それで右派に転向するなら、その人はもともとそんなもんだった、ということじゃないでしょうか。普遍的な人権概念に関心は実はなく、「オタク」さえ地位向上すればよかった。
そういう「オタクは偉くなったんだ!だから俺はエラいんだ!」という困った「オタク」がネットで悪目立ちし、「表現の自由戦士」と揶揄され、また今や「暇アノン」と称される社会的害悪を垂れ流す存在にまで堕落しているようです。そのコアゾーンは若年層ではなく、30代後半から50代くらいでは。