エマニュエルさんが進次郎さんと福島に来て、サーフィンして見せることが、本気で福島の復興になると思っている霞ヶ関のひとがいるという話を聞いて、その場で頭を抱えたくなりました。
そもそも日本国内では風評被害は起きておらず、中国の輸入規制は福島の風評云々ではなく、政治的な意図が強く、他の国では粛々と規制解除が進んでいるこの段階で、どれだけ現実的な効果があるのか、リストアップするなりして考えてみたことがあるのでしょうか。
福島復興政策について理解不可能なのは、こんな感じで「なんとなくこうしたらイメージアップしていいんじゃない?」という施策ばかりが横行していて、到底、公共政策としての専門性が感じられないことです。
2年間で交代する担当者が新任で来るたびに、
中国むかつくし、ソーシャルメディアでもそう言う雰囲気だし、エマニュエルさんや進次郎さんが来たら注目も集まって、福島の復興になるよね!
という素人考えそのままの発想で、思いつき政策を毎回得意満々にご開陳して、2年後、また新しい担当者による「俺様の思いついた最強の福島復興政策」ご開陳、というデスゲームが延々続くの、もうやめてほしいです。
これが、内閣府、復興庁、経産省、環境省、自民党と各サイド全部で行われるんですから、政策の墓場にもなります。