東大医学部の「入試面接」が残念すぎる結果を引き起こすワケ https://gentosha-go.com/articles/-/32087
和田秀樹「私は、医学部入試面接にはずっと反対しています。…まだ思春期も終わらぬ高校生をつかまえて、患者とのコミュニケーション能力なんて測れるわけがありません。10代の頃と30代では、別人のように明るくお喋りになる人はごまんといます。その逆の場合もあるでしょう」
「医学部面接は結局、『働き手として使えるかどうか』という目線で入試面接を行っていることになってしまうのです。だから女子差別とか、歳をとってから医学部に入ろうとした人を差別する温床となったのが面接です。…おそらく障碍者差別もしているはずです」
「私は、国家試験で面接をやるべきだと前から提案しているのです。そうすれば、大学も国家試験の合格率を上げるためには、医学部6年間の授業のなかにコミュニケーション教育に力を入れざるを得なくなります。文科省は発想が逆なんですよ」