"同月13日にはガザ北部への攻撃の危険性がさらに高まり、南部ラファに移動。「負傷者がどんどん増える中で、看護師として一番現場に行かなければならない時に、それができないことに葛藤を感じた」と明かした。退避先で国連の倉庫の一角を借りて、次々に集まってくる避難民の健康管理に当たった。
日赤によると、アルクッズ病院には同月29日、イスラエル当局から5回目の退避命令が出され、付近にも着弾。この時、約400人の患者が入院し、院内と周辺には約1万4000人が避難していた。11月12日に発電用燃料が尽きて医療機能が停止し、2日後、患者とスタッフが南部へ退避した。病院内にイスラム組織ハマスの軍事施設があったかどうかについては、「全く考えることすらできなかった」と述べた。"