就労移行支援に通っていた身内は台風の日に通所を休んで責められたことをきっかけに
「努力の方向が間違っていた。障害者雇用では仕事ができる人より、毎日休まずに出勤してぼーっと8時間座っていられる人が望まれるとよくわかった。たぶん復職はするだろうけど、もう仕事は頑張らない。休まない代わりに手を抜くし、仕事の指示がわからないふりだってする。適当にやってても取り敢えず休まないならクビになることはないんだから、もう仕事を頑張って認められようとは考えない。ぼーっとするのに飽きたらシフトの自由がきく短時間バイトにクローズで就職しようかな」
と言うようになった。
ある意味正しいが苦々しい。この人ははっきり言ってかなり優秀な人で、インテリだし仕事の物覚えも早い。資格もある。ただ障害のせいで体力だけが無い。
最初は能力を磨いて体力の無さを補おうとしていた。だがオープン就労では仕事の能力は期待されず勤怠だけを評価されてしまった。そのせいで本人は全くやる気を無くし、無能を装う事で安定雇用を目指そうとしている。
健常者って案外バカだね。