おそらく、一定の合理性があるこの発想が通らないのは、「親として子供に威張る権利」という妄想の概念を「保守」の方々が持っているからではないか、とか思ったりもします。「タテ社会」論じゃないけど、水平的な対等な関係を想定できず、身近なユニットを権力の場にしてしまう。
身近なユニットを権力の場にしてしまう、というのは、最近の「保守」業界で流行りの「親子断絶防止」系の主張に典型的に見ることができます。横暴な権力から逃れたい、という緊急避難を余儀なくされた側をさらに攻撃して逆に被害者ぶるのは、身近な権力を奪われたという理不尽な怒りなのでしょう。