NewsPicksという媒体に取材を受けて、今回の日学問題についてのインタビューを載せて頂きました。私はアカデミーの歴史研究者なので、その立場から今回の法改正がどれだけ問題であるかを説明しています。
【解説】「学者の代表機関」に何が起きているのか
https://newspicks.com/news/8000054/body/?ref=user_3618331
コメントお待ちしてます!
NewsPicksという媒体に取材を受けて、今回の日学問題についてのインタビューを載せて頂きました。私はアカデミーの歴史研究者なので、その立場から今回の法改正がどれだけ問題であるかを説明しています。
【解説】「学者の代表機関」に何が起きているのか
https://newspicks.com/news/8000054/body/?ref=user_3618331
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日本学術会議問題で驚くべきことは、この段階になっても科学史関係者以外からは詳細なアカデミー組織論がほとんど出てこないこと。法律の議論は批判側、政府側の双方がある画、政府側の歴史的理解や組織論が見当たらない。つまり、あまりよく理解しないで組織をいじろうとしている。
記事概要は次の通り
・なぜ今、「改革」なのか
・政府方針への「驚き」の理由
・“御用機関”になる懸念
・「学問の自由」が揺らぐ
・ロシアで起きたこととの類似性
・批判を封じるのは得策か
憲法第23条のこと、外国のアカデミーとの比較などの内容もあり
@okisayaka 記事はプレミアム登録が必要なので登録なしの部分しか読めなかったのですが、記事概要にある項目について。
1.最近、ヤン=ベルナー・ミュラー著山岡由美訳「民主主義のルールと精神」(みすず書房)を読んだのですが、そのp145-1462以下のような記述があります。アメリカ建国の父といわれるジェファーソンについてです。「ジェファーソンはこう力説していた(中略)「我々の政府は人民の意見を土台にしており、それをしかるべき状態に保つことを第一の目的にせねばならない」と(ジェファーソンはその言葉を裏切らなかった。ワシントン内閣で閣僚を務めながら反政府系新聞を切り盛りし、資金も提供していたのだ」この部分はアメリカに新聞が党派性を帯びていることを指摘しながら、多様な意見が民主主義に必要なことを指摘しています。御用機関しかないことは、民主主義の崩壊を意味すると思います。
@okisayaka
2.つまり、批判を封じることは、封じた側にとって一時の安堵があるかもしれませんが、長い目で見た国のあり方としては衰退を招くだろうと思います。
3.一方で、学術会議もまた社会の変化に応じた変革が常に求められていると思います。3部ある部ごとに大きく意見を異にする社会的一シューは多く、触ればパンドラの箱を開けてしまうことになるものも多くあると思います。しかし、そこに手を突っ込むことを恐れていては、学術会議もまたそして学術会議とともに日本の学術界もまた衰退してしまう可能性は否めません。原子力に関する問題、そしてそれに付随する放射能に関する諸問題などがあげられます。パンデミック問題もそうかもしれません。
4.ここまで書いてから、上記の『手を突っ込むべき問題』こそが政府が手を入れて欲しくない問題群であることにも気がつきました。今、話題のデュアルユース問題も追加できるかもしれません。
取り急ぎ。
@waterpolo_jp 結城よしのり様、はじめまして。
まとまったものとなると難しいのですが、私がすぐに思いつくのは下記の通りです。
まず、日本学術会議の基本的な歴史事項は次のパンフレットが参考になります。
『日本学術会議の設立と組織の変遷』
https://www.scj.go.jp/ja/scj/print/pdf/p70kinen.pdf
データとしてp. 6-7あたりで会員選考制度がどれだけ変化したか、政府との関係がどうだったかが簡潔に記載されています。
より詳しい組織的なことは日本科学史研究者、伊藤憲二氏の論稿が参考になります。すぐ読めるものは下記
https://gendai.media/articles/-/76358
『学術の動向』で無料公開されている「日本学術会議を知る」シリーズはご参考になるのではと思います。
たとえばこちら。
https://doi.org/10.5363/tits.26.11_78
拙稿ですがこちらもあります。
https://doi.org/10.5363/tits.26.10_78
@okisayaka 隠岐さや香先生、はじめまして。本名は、結城よしのりという者です。日本学術会議の問題について知るべく文献を探しております。手元に岩波新書だけがあります。この度の政府による学問の自由への侵害に対して論陣を張るに足る内容を備えた文献などあれば、ご教示願えたら、幸いです。お忙しい中、乱文乱筆ご容赦ください。
これは嘆かわしい。何故なら、少なくとも2003年の段階では政府(内閣府)はかなりちゃんとした国際アカデミー調査をやっている。同じ事をしようとはせず、むしろアカデミーというものを無視するかのような改革をゴリ押ししてきている。
近畿弁護士会の資料も素晴らしいです。
http://www.kinbenren.jp/declare/2022/2022_1125-1.pdf
商業出版ですが、オピニオン系では下記もあります。
任命拒否事件の時に集英社で連載された「「自由」の危機」シリーズ
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/column/jiyuunokiki/12877
後に加筆原稿を加えて『「自由」の危機』として集英社から書籍されました。
ここまでのところは任命拒否問題に限ってます。
2022年12月以降の法改正問題となるとまだ書籍になっているものはないと思います。直接、日本学術会議のホームページをご覧下さい。
学術会議の声明と懸念事項についての資料
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s186.pdf
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s186-setumei.pdf
何かのご参考になれば幸いです。
追伸です。晶文社の『学問の自由が危ない 日本学術会議問題の深層』という本もあります。他にもいくつか関連書は出ているかと思います。
@okisayaka 隠岐さや香先生、こんばんは。参考文献のリスト、拝受いたしました。ありがとうございました。これで問題を把握して、政府の見解を正すきっかけができました。学問の自由への政治の干渉・侵害に対して何ができることはないか日々、考えてました。ツイッターとマストドンというSNSが中心になりますが、この問題をひろめていきたいです。この度は、誠にありがとうございました。
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