https://twitter.com/segawashin/status/1611386321452535809
地理学者としてローカル線の研究もされていた故・青木栄一先生の言葉に、「ローカル線の研究をするなら沿線の高校へ行け」というのがありました。鉄道によって、特に高校の通学圏が拡大したことが、地域に大きな影響を与えたのです。言い換えれば高校生がいなくなる/通学手段が他にあると、廃線…
これも青木先生の言葉に、「ローカル線に観光客百人が乗ってあがる収益は、高校生一人が自転車通学に切り替えるだけで消えてしまう」というのを覚えています。ローカル線と教育との関係の深さがよく分かる言葉です。
これはかなりうろ覚えなのですが、確か特定地方交通線で廃止された宮崎の妻線の話だったと思うのですけれど、沿線の高校の校長が、妻線が廃止されてバス通学になる方が、通学圏が広がって有利だ、と言っていて驚いた、という話を青木先生がされていたように思います。いろいろあるのですね。